「容器包装詰低酸性食品」という言葉をご存じですか?
密封パック詰めの食品であっても、すべてが常温保存可能ではなく、よく見ると、「要冷蔵」と書いてあったりもします。
レトルトパウチ食品のイメージで、何でも常温に置いておけそうなんて、とんでもない!
「低酸性」つまり酸性度が低い、中性域にある食品では、通常の加熱では死滅しきれないボツリヌス菌が増殖して毒素を作り、重篤な食中毒を起こす可能性があるため、120℃で4分間の加熱に相当する殺菌を施して全滅させるか、存在していても増えられない環境を作らない限り、冷蔵での流通が義務付けられているのです。
逆に、酸性度が高い食品であれば、生き残ったボツリヌス菌がいても増殖することができず、安全性を保つことができます。
酸性度を高めれば安全性は増すだろうけど、そんなに酸味を付けられない!
…そもそも酸性度を示す数字だという、pHって何のこと?
食品が「傷む」とはどういう状態を指すの?牛乳の中に乳酸菌を増やすとヨーグルトになって安全性が高まるけど、黄色ブドウ球菌その他が増えたら食中毒…その違いは?
身近な食品の仕組みを考えることで、食品安全の基礎から解説します。
日時
2024年6月27日(木) 14:00~16:00
講師
旭川食品産業支援センター センター長 浅野 行蔵(農学博士)
場所
旭川リサーチセンター 2階 研修室
(旭川市緑が丘東1条3丁目1番6号)
申込方法
必要事項をご記入の上メールまたはFAXでお申し込みください。
チラシ内のQRコードまたはこちらのフォームからも申し込みを受け付けております。
2024.06.12