★連載「HACCP導入、運用のコツ」(71)

安全であってほしい食品や機能性表示食品で中毒事故が起こることがある。

目で見ても見えない物質や変化が原因となる。自社で作っている商品にどんな危害が潜んでいるかを考えて、調べ、それらに対するチェック機構を作る。それを、毎日淡々と実施して、自社製品の安全を担保してゆく。そのような、社外からは見えない努力をしている社員が確保できているのかが、会社の運命を決めることがある。食素材は自然の生物であることがほとんどなので隠れた「危害を見える化」するには、基礎知識と調査力、そして分析力も必要になってくる。見かけのきれいさなどだけでなく、基本の安全力をもった会社になっていただきたい。

今年度もセミナー、研修会そして個別相談などで地域の食品企業をサポートしてまいります。

旭川食品産業支援センター センター長 浅野 行蔵
メルマガ:第511号(2024年4月2日発行)より

2024.04.05